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幸せを運ぶ先祖供養

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第3章 吉相墓の建て方
先祖供養が大切なわけ

 あなたはご自分の家の先祖のお墓がどこにあるかご存知ですか。おそらく、両親か祖父母の名前は当然記憶しているでしょうが、それ以前のご先祖様のことに関してわかる人はほとんどいないはずです。ましてどこに葬られているかは知る由もありません。
 日本は戦後の近代化、民主化の中で物質的な繁栄を享受して生活はめまぐるしいほどに向上してきました。その反面古くからの良き慣習を置き去りにしてきたことは否めない事実です。その中のひとつに先祖供養があります。
 あなたが今、この世の中に生を受け日常の生活を送ることができるのは、両親がいるからです。さらには、両親を生んでくれた祖父母が・・・、こうして先々へとたどっていくと何百、何千という先祖の存在があることに気づくと思います。あなたの存在が今あるのは多くの先祖が延々とその絆を繋いできたからです。そして、絆はあなたを境にまた延々と子供や孫へと続いて行くのです。ようするに、あなたの先祖がいたからこそ、今のあなたがいて、子供や孫が存在するのです。
 お墓とはそんな先祖とあなた方の出会える唯一の場所なのです。当然、生を受けたことへの感謝の気持ちがあれば、足しげくお墓参りをして、先祖への感謝の気持ちを表すのは当然のことでしょう。先祖は常にあなたやあなたの家族などの幸せを願い、常に見守ってくれているのです。
 それがどうでしょう。核家族が増えてお墓を建てることもなく、先祖への感謝の気持ちも持たない家庭が増えているとしたら。親と子供を繋ぐ絆が細くなり、親子関係が希薄になれば、親の子供への虐待や子供が親を殺すなど考えられない事件が起きても不思議ではありません。
 先祖供養をすることによってこうした事態を回避し、あなたの家族の繁栄と発展をもたらしてください。

桾莱三代目 竹谷聰進

1964年、京都市に生まれる。 1986年に立命館大学卒業後、桾莱の陰徳積みの活動に従事しながら、暦の編集などを通じて四柱推命・気学などの東洋運命学を学ぶ一方、父である二代目竹谷聰進に師事して墓相学を学ぶ。 2006年、三代目竹谷聰進を襲名し、現在に至る。
お墓を建てる意味

 人類の歴史はお墓からといっても過言ではありません。死者を埋葬する行為、それは古代エジプトをはじめ、メソポタミヤ文明など地上のいたるところで見られ、墓を自分の精霊の永久住宅として財力と地位に応じて生前より計画していたとされています。
 人がこの世に「生」を受けるということは、やがて「死」を迎えるということになります。どんな人も最後は死と向かいあうことになるのです。多くの人は死後、墓に埋葬されます。
 では、あなたはお墓を建てる意味を考えたことがありますか?現在見られる多くのお墓は個人墓でなく、何代もの先祖の遺骨が入れられる納骨の場所としてのお墓です。「お骨がなければ墓は必要ないという」考え方がいつの間にか一般化してしまったようです。土地の高騰や公共墓地が少ないなどの社会的、経済的要因で「建てたくても建てられない」という方もいるでしょうが、立派な相続人がいるにもかかわらず、墓を建てずに、お寺に預け、永代供養をすることで済ませたり、本家の墓に一緒に入れてもらって平気でいる方も多く見受けられます。
 自身が祀るべき人を供養し、墓や仏壇に祭祀する。先祖を知りそして子孫に伝える事、つまり「伝承」が大切なのです。自分が今ある事を先祖に感謝し、現在住んでいる「氏神様」にお願いをすると考えます。日本の墓相学の第一人者である、松崎整道師の言葉に「子孫が長く続いて繁栄することを期するには、家の根であり、基礎であり、相伝の元である墓を持たねば、その理想を貫徹することはできない」と言っています。吉相墓を建てることが最良ですが、どんな墓であろうがまず、墓を建てることをおすすめします。墓を持った人は持たない人と比べて、間違いなく幸せな人生を送ることができるのです。

聖山会二代目 中川聖山

1954年、東京生まれ。高千穂大卒。本名、近藤弘充。 サラリーマン勤務を経て、1978年、初代中川聖山師と出会い墓相学を学ぶ。 1982年、師の長女と結婚し、1993年、「二代目・中川聖山」を襲名。もともと「気学」にも精通し、全国で墓相と気学の両面からお墓にまつわる相談事に応じている。 また、各地で無縁墓の清掃や地蔵尊影奉流などの浄行の指導も行っている。