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幸せを運ぶ先祖供養

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第3章 吉相墓の建て方
墓地の形と広さ

 墓地の形は正四角形か長方形で間口の広い土地が理想的です。縦長でも横長でもかまいませんが、どちらかというと横長の方をおすすめします。土地の隅などで変形の墓地はよくありません。
 墓地の広さは広ければ広いほど良いのです。最近では、小さな区画墓地として分譲されているケースが多いのですが、できれば6平方メートルぐらいは欲しいものです。
 お墓は一基建てれば終わりではなく、親が死ねば子供が親の墓を建てるというように連綿として続くのです。石碑一基を建てて一杯になるようでは、子孫が繁栄しません。
 家庭を持っている多くの人の夢はマイホームを建てることです。お墓を建てることを目標にしている人はいないでしょう。でも、家を持ちたい人は先祖を祀るお墓をまず造ることをおすすめします。広い墓地に先祖を祀ることによって良い気を頂き、後日、自分の住居を持てる状態になるはずです。

良質な白系の石を選ぶ

 墓石は自然のものでセメントや陶器などの人工のものは避けてください。
 墓石は石質、色、材質を含め家運に大きな影響を与えます。石材は傷や割れ目のあるものは絶対使わないでください。
 色は白色系で硬い石が良いでしょう。黒い石は子孫に悪運を生じ、青い石は凶相です。柄のある石は使用しないでください。
 白色系の花崗岩が最良です。

石の色と質による吉凶
白石系 幸運を持たらす 青色系 病弱・災難
黒色系 裁判沙汰・変死 赤色系 病弱・事故
自然石系 家庭不和・
血統が絶える
軟石系 皮膚病
大理石系 神経病・リウマチ コンクリート 家庭不和・逆死
(中川聖山氏・幸せになるよいお墓・日本文芸社刊より)

正しい墓石の建立順位

 お墓は墓地の敷地内にただ建てれば良いというのではありません。先祖を敬うには祀る順番も大事です。乱雑に建てれば子孫に良くない影響を与えます。建立の順番は向って右端から左に生まれた順番に建てます。たとえば、7代続いた家族のお墓を建立する正しい方法を説明します。  7代目である自分の両親まで亡くなられているので、初代から6代までを五輪塔を建てて祀ります。五輪塔の左に7代目(両親)の墓を建立します。お墓の順は右奥が上座で、以下左に続きます。子供や水子の逆死した子の墓は五輪塔の手前に建てます。  古く何代も続いている家の墓地を整理して、五輪塔に祀る場合は、石碑の魂抜きをして新たな五輪塔や石碑に魂入れを行ないます。五輪塔を墓地の中央に建てがちですが、右が上座なので、間違えて建立すると相続人が不安定になる場合もありますので注意してください。取り除いた古い石塔は慰霊塔に入れます。

●正しい墓石の建立順位(位置関係)

正しい墓石の建立順位

@五輪塔 A代々の墓 B〜E子孫のための未来地
FG逆死した子供の墓


正しい墓石の建立順位