世の中の事業家は、男性だけではありません。男性に劣らぬ立派な女性の事業家もいらっしゃいます。男性に比較すれば数は少ないですが、女性が支配するお墓もあります。
 明治の文豪、尾崎紅葉の「金色夜叉」は、女性がダイヤに惹かれて行くのを書いた作品です。愛情より石の妖しい冷たい魅力に惹かれる女性、女性と石とは何か切り放せない運命にあるような気がいたします。
 墓石も石です。墓石の形に引かれていく人、女性自身、幸、不幸の道を歩んで行く先祖の祀り方の不思議な物語を書いていきたいと思います。
 まず戒名ですが、女性に「艶、麗、容」の字がお墓に入っておりますと、何々小町と言われるような美人系の家で代々の嫁も美人が集まり、娘も美人の子供が生まれます。
 代々墓に向かって右の初めに女性の戒名が入りますと女性の支配する家であり、男性は女性のことで悩まなければなりません。 右の端に娘さんですと、「行かずの人」か「出戻りの人」「男に反抗する人」ができます。 先々代の妻の戒名が右に入りますと後家になる家が多く、また裏に女性の名前で先祖のお墓を建立いたしますと一人の主人ではすまなくなります。 先祖の石碑の建立者が女性の名前で祀られていますと、女性向きの女性主体の商売には良いと思います。
 先祖を女性主体で永久的にお祀りされたということは、墓石のある限りその形に引かれ、女性が親、主人、子供の生活を支配していく形になるのです。女性主体の商売であればその方が幸福のように思います。 しかし、男性主体の商売であれば、金銭に恵まれない家庭となります。
又、棹石が土台石にセメントで付けてあり、土の見えねばならない箇所が草も生えぬようにコンクリートがしてありますと、「中風、脳溢血、心臓病」などの病がよく出ています。土に新鮮な空気が入らぬ形にしているからです。大地の気が受けられないのです。
 日本は法治国家です。法において四カ月以上の胎児または死体、人骨灰を「埋葬」する所を墓地という法律があります。 四カ月以内は政府も死体と認めていないということです。四カ月以内の水子を法以外に人と認めてお墓に戒名を付けて祀ってありますと、出戻りの人ができているように思います。色街ですと男子出生より女子出生の方が喜ばれます。世の中は様々です。墓石の祀り方によっていろいろな家庭の形になると思います。
 女性で事業を興されたい方は、今、記したどれかの形を考えられたらよいように思います。
 なぜそうなるかは科学的な説明はできませんが、墓石の通りになっていることも事実です。


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