お墓を見せていただく場合、まず最初に墓地内の墓の相をひととおり見てから判断していきます。なぜかと言うと、普通墓地内に木が生えていると病人がでると言いますが、墓地全体に木が生えている場合は病人がでないのです。墓地の中で一軒だけに木が生えているとその家に病人がでます。
又、普通は土の上に墓石が建っていますが、墓地内にコンクリートや砂利や砂を入れると、竹谷先生が書かれた”先祖の祭祀と家庭運”の通りになります。全部砂地のところで砂地の上に墓を建てても墓相はその通りになりにくいのです。十人のうち十人とも美人であれば、誰が美人かわからないのと同じことなのです。 京都の西、丹波亀岡地方には黒系統の堅い石を産出するところがあります。京都市内には百本のうち一本位の割合でこの石のお墓が建っています。 |
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丹波から出るこの石は、二年後に血のとんだような赤さびが出てきます。一つの墓地で百本のうち五十本以上この墓が建っていれば影響ないのですが、白色の石がたくさん建っている中にこの石碑が二、三本建っていると、この墓の家庭に不思議なことが起こります。石と家庭とどういう関係かわかりませんが、とにかく墓相の禍福がそのまま家庭にも禍福を呼び起こすのです。 |