以前に 徳風会の会員の方と洛東の名刹に墓地を求めに行った時、ご住職から次のような話を聞きました。
 「牛祭で有名な太秦の広隆寺の近くに、誰の塚か荒れ果ててわからないが、蛇がたくさん棲みついているので、付近の人に蛇塚と呼ばれている塚があります。 下手にいじったりすると祟りがある」と昔から語り伝えられ、今も恐れられているということです。
 ところが、その蛇塚で某有名監督が映画の撮影をされることになりました。 海外で数々の賞を受けた名監督だけに、もしものことがあっては大変だと、会社側では場所の変更を勧めたのですが、凝り性で有名なその監督はどうしても聞き入れません。 種々協議の結果、高僧を招いて何日間か御祈祷をして、撮影を始めることになったそうです。
墓をいじるについては色々な方法と条項が必要なことは教わっていますが、そのどれにも当てはまらないように思いました。「どうも不吉なことが起こるように思えてならないが、無事撮影が終わるようにお祈りしましょう」と、会員の方に話したものです。
 後日、同行したご住職から会員の方が、源氏物語か何かの映画に「蛇塚」が出ていたという話を聞き、無事撮影が終わったのだと、私もひと事ながら喜んでおりました。
 ところが私の関係する会社の重役N氏が、大阪の病院で入院加療中、隣の病室にはからずもM監督が入院しておられたのです。その病状をN氏から聞きましたが、十本の手の指の爪と肉の間から血が吹き出てどうしても止まらなかったとのことです。そしてその監督は遂に亡くなったとのことでした。
 蛇塚の祟りかどうかわかりませんが、初めに悪い予感があっただけに、何かぞっとするものを感じました。


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